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診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

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泌尿器科

泌尿器科

外来担当

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前水田※
一瀬
内田

佐々木
大野
平方佐々木※
一瀬
小野
一瀬
明城
水田※
矢島
佐々木
午後
●:週により医師が異なります。
・2023年9月より毎週水曜日の外来は再診の患者さんの診察のみ行います。このため新患の患者さんは別の曜日に受診をお願いいたします。
※(新患):医師を指定してご紹介いただく場合は、該当の医師が初診担当の曜日にご紹介いただきますようお願いいたします。

スタッフ紹介

一瀬 岳人

泌尿器科部長

卒業大学日本大学(平成2年卒)
専門分野泌尿器がん
認定医/資格など日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
がん治療認定医
医師からのメッセージ

氏名役職卒業大学専門分野資格認定
佐々木 佑介泌尿器科医師日本大学
水田 瞳美泌尿器科医師埼玉医科大学
矢島 亮太泌尿器科医師杏林大学

概要

泌尿器科では主に尿路(腎・尿管・膀胱)および男性生殖器(前立腺・精巣)に発生する悪性腫瘍と尿路結石とそれに伴う感染症の治療を行っています。なお、前立腺肥大症に伴う排尿障害に対する手術療法については令和7年1月以降、当面施行しない予定です。前立腺肥大症の手術は他の施設へご紹介いただきますようお願い致します。

対応症例等

泌尿器科領域では、高齢化社会が進む中、前立腺癌の罹患率が今後さらに上昇することが予想されています。当科では、血清PSA値の測定やMRI検査によるスクリーニング、前立腺生検による確定診断、画像検査による病期診断により前立腺癌を正確に診断、個々の患者さんに応じて手術、放射線照射、ホルモン療法などの治療を行っております。
また、腎癌、膀胱癌などの悪性腫瘍に対しても、手術療法、化学療法(抗腫瘍剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤など)、放射線療法も実施しており、手術では、低侵襲手術をめざし3D画像の腹腔鏡手術を積極的に行っています。さらに、前立腺癌の手術については2023年9月よりロボット支援手術を導入致しました。
当科では尿路結石の手術をより多く手掛けています。日帰り可能な体外衝撃波結石破砕術や確実に砕石・抽石する手段としてホルミウム・ヤグレーザーを用いた内視鏡手術(経尿道的尿路結石砕石術、経皮的尿路結石砕石術)を実施しています。尿路結石は時に重傷の尿路感染症を引き起こす疾患です。当科では積極的に手術を行い、結石の除去に努めています。

診療実績

(単位:件)
主要疾患手術件数令和2年令和3年令和4年令和5年
腎がん、腎盂・尿管がんの手術


 開腹3421
 腹腔鏡手術29232523
膀胱がんの手術


 全摘・尿路変更5871
 経尿道的127139137161
前立腺がん手術


 開腹8231310
 腹腔鏡手術0008(ロボット手術)
尿路結石手術


 経尿道的尿路結石摘出術92114120124
 経皮的尿路結石摘出術117522
主要術式別件数
主要疾患手術件数令和2年令和3年令和4年令和5年
 前立腺癌放射線治療36643160
 前立腺生検138143198252

前立腺がんの治療について

2023年6月から川口市で前立腺がん検診が始まりました。私が当院に赴任してから常に感じていたのは、発見時にすでに転移のある前立腺がん症例が多いということでした。以前の調査で、当院で新たに前立腺がんと診断した症例の2割以上にすでに転移がみられました。転移がある前立腺がんの5年生存率は約60%と高く、他のがんに比べてゆっくり進行します。しかし、がんが根治する可能性は低く、長期間に渡って治療が必要です。このような状況を踏まえ、川口市に前立腺がん検診の導入が必要だと考えていました。
前立腺がん検診は、日本において80%以上の地方自治体で実施されており、検診の導入により、転移を有する症例の割合が減少した結果が報告されています。また、ヨーロッパで行われた大規模比較試験で、検診により前立腺がん死亡率が低下する有効性が示されています。
このことから、川口市の前立腺がん検診も皆様に有益な結果をもたらすことは間違いありません。この検診は、通常の住民健診の際に、一緒に採血することで検診を受けることができます。是非、川口市在住の男性で対象年齢の方は前立腺がん検診を受診してください。
同年3月、当院に新しい高精度放射線治療器が導入されました。
前立腺がんの根治的治療の1つに放射線療法があります。前立腺に放射線を照射することでがん細胞にダメージを与える治療です。この治療の合併症として、前立腺に隣接する膀胱や直腸粘膜からの出血があります。合併症を防ぐために、前立腺がんの照射は一般的に何回にも分割して照射を行います。
新しく導入された高精度放射線治療器では、毎回、照射のたびに前立腺の位置を正確に確認して多方向から照射を行っています。このことでより正確に前立腺に照射が行えるようになりました。その結果、機器導入前は前立腺への照射は36~38回の分割照射を必要としましたが、導入後には20回の分割照射となり治療期間がかなり短縮されました。また、治療期間中に頻尿や排尿困難などの症状が起こることが多かったのですが、新しい治療器になってから、排尿状態が変わらない症例が多くなっています。治療を受ける患者さんにとって生活上大きなメリットと考えます。放射線科治療チームの協力のもと質の高い放射線治療を提供できる環境にあります。
さらに9月には、前立腺がんの手術に対する手術支援ロボッが導入されました。
前立腺がんの根治的治療の1つに手術療法があります。前立腺・精嚢を摘除し、膀胱と尿道を吻合する手術です。今まで当院では、前立腺がんの手術を開腹手術により行ってきましたが、その手術に手術支援ロボットを導入することが決定いたしました。この手術では拡大視野で関節のあるロボットアームを用いて精密で正確な操作ができるので、小さい手術創でより出血の少ない低侵襲な手術が可能となります。
まずは、前立腺がんに対してロボット支援手術を行い、その後腎臓の手術にも取り組んでまいります。この手術支援ロボットを用いてより質の高い医療を地域の皆様に提供できるものと考えています。
(2023年9月発行「花水木」一部加工)

泌尿器科部長 一瀬 岳人医師

紹介状をお持ちの患者さま

紹介状をお持ちの方は外来受診の事前予約ができます。
事前手続きのため、患者さまのお名前、生年月日、性別、病名や症状、受診科、受診医師、紹介元医療機関名(紹介医)、患者さまの連絡先電話番号(ご自宅・携帯電話)等をお尋ねいたします。
患者支援センター 病診連携部門
電話番号
048-280-1565048-299-7986048-299-7987 
予約受付時間
平日 8:30~17:00(280-1565のみ19:00まで)
第1・第3・第5土曜日 8:30~12:00

 

医師からのメッセージ

当院では、泌尿器がん(特に前立腺がん)や尿路結石に対する診療を中心に行っています。

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