Foreign Language

診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

病院事業管理者/院長あいさつ

病院事業管理者/院長あいさつ

病院事業管理者 あいさつ

病院事業管理者

大塚 正彦

感染症の猛威を乗り越え新たな地域連携の構築を目指して

 常日頃、地域の先生方から多くの患者さんをご紹介いただき心より感謝申し上げます。また、当センターより地域の先生方に依頼いたしました患者さんの受け入れ等にご協力を賜り、本当にありがとうございます。
 さて、日本のみならず全世界を巻き込んだ新型コロナ感染症発生から早や3年が経過しようとしております。この間、人々の生活が激変したと言っても過言ではなく、同時に医療の世界も新型コロナに振り回されてきました。また新型コロナウイルスの変異により、感染すると重症肺炎になり命の危機に晒される極めて危険な状況から、日本全土に急激に拡大した第6波や第7波の様相で伺えるように、驚くほどの感染力がある一方で重症化率がとても低い感染症へと変貌しつつあります。
 このような大変厳しい状況の中で、当センターでは医療職も事務職も文字通り一丸となってこの危機を克服すべく取り組んで参りました。また行政機関はもとより様々な医療機関と緊密な連携を図ることを通して、こうした困難な中にも一筋の光明を見た感じがいたしました。今後もコロナ感染症への対応は続くと思われますが、これまで以上に地域の先生方との円滑な連携を大切にしながら、一つ一つ課題を乗り越えて参りたいと存じております。
 2018年4月に当センターは地域医療支援病院となり、市民の皆様や地域の医療機関の先生方から信頼されることを目指し、様々な取り組みを行って参りました。その一環として、患者支援センター内に開設した救急紹介ホットラインは、地域の先生方からご紹介をいただきました至急の診察依頼に対して迅逮かつ病院全体で対応し、高い評価を頂いておりました。そのため、この取り組みをさらに充実させるぺく尽力して参りましたが、コロナ禍のために病床確保が困難となり、満床でお断りせざるを得ない状況も生じ、大変残念で申し訳なく思っております。
 なお、現在、当センターは地域がん診療連携拠点病院としての機能をさらに充実させるために、緩和ケア病棟(18床 全室個室)の開設準備を進めております。また病棟新設に加えて、来年4月には新たな標榜診療科として緩和ケア内科を設置し、がん患者の全人的苦痛に対応して参りたいと存じております。さらに今年8月から放射線治療機器の入れ替えが始まりましたので、来年2月からは最新の治療機器でより質の高いがん治療が可能となり、これらが加わることでがん診療が今まで以上に大きく前進するものと信じております。
 最後に、これからも地域医療のさらなる充実に貢献できますように職員一丸となって取り組んで参る所存ですので、ご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

院長 あいさつ

院長

國本 聡

地域医療拠点病院として安全で質の高い医療をめざして

 川ロ市立医療センターは、「市民に信頼され、安全で質の高い医療を提供します」の基本理念のもと、救急医療を充実させ、がん診療連携拠点病院・基幹災害拠点病院としての機能を強化しつつ埼玉県南部地域の基幹病院として専門性のある最新の医療を提供して診療しております。平成6年5月に開院し今年で28年目を迎えるにあたり、地域の医療機関の皆様のご協力のおかげと心より感謝申し上げます。
 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は未だ収束に至らず、遺伝子変異を繰り返しては感染拡大を繰り返しています。一方で、ウィルスによる炎症の重症度は軽減傾向を認めており、救急対応を必要とする症例が陽性であるケースへの対応が必要とされる状況が多くなっています。これらの症例に対して高度救急医療をになう当センターの重要性を認識し、川口市のみではなく、南部医療圏、そして埼玉県の医療施設間で連携して職員一同が協力して対応に努めております。このような状況下でありますが、地域の医療機関の先生方からのCOVID-19以外のご紹介症例にプライオリティを置いて対応することは当センターの重要な基本的使命であることに変わりはありません。患者支援センターの救急紹介ホットラインを通しての簡便で迅速な連携体制を維持して、COVID-19感染予防体制を取りつつ、ご依頼症例の受入れに努める所存でおります。診療が必要と判断された場合にはホットラインを通してこ連絡いただければ幸いです。
 このような状況の中、本年度8月から2月までの約7ヶ月間、がん治療に欠かすことの出来ない放射線治療装置(リニアック装置)の更新を行わせていただきます。機種更新後にはがん診療連携拠点病院として先生方のご期待に応えられる、より高度な治療が可能となるものと考えております。この間、放射線治療業務は休止とさせていただくこととなり、患者様はもちろんのこと、地域の先生方にご迷惑をおかけすることとなりますが、より安全で有効性の高い治療が可能となるための更新ですのでご理解の程お願いいたします。
 COVID-19の収束が末だ見通せない状況ではありますが、感染防御に努めながらの診療体制を維持することにより、必ず乗り越えることができるものと確信しております。先生方のご要望にお応えして地域医療支援病院として安全で質の高い医療を提供できるように職員が一丸となって努力して参りますので、皆様のご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。