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診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

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病院事業管理者/院長あいさつ

病院事業管理者/院長あいさつ

病院事業管理者 あいさつ

病院事業管理者

大塚 正彦

コロナ禍を乗り越え更なる飛躍を目指して

いつも患者さんをご紹介いただきありがとうございます。また当センターより地域の先生方に依頼いたしました患者さんの受け入れ等にご協力を賜り、本当にありがとうございます。
日本に限らず全世界を巻き込んだ新型コロナ感染症発生から約4年が経過しようとしています。日本でも今年の5月から感染症法上の扱いが2類相当から5類へと移行し、日常が戻りつつあります。ポストコロナにむけて社会全体で取り組んでいく必要がありますが、我々医療機関にとっては抵抗力の低下した患者さんを守るために院内の感染対策は引き続き継続する必要があると思っています。さらに現在は医療機関同士の連携が強く求められており、患者さんの移動が常にありますので、医療機関同士で情報を共有し、それぞれの医療機関での感染を少しでも減らす努力が求められています。そんな中で当院でも制限付きでの面会の許可など少しずつコロナ以前に戻りつつあります。
この未曽有のパンデミックの中で大変な状況であったことは間違いありませんが、行政や地域の医療機関が協力しあいながら困難を乗り越えてきたことには誇りを感じています。これから様々なことが起こりえますが、必ず協力し合いながら乗り越えることができると確信しています。
さて、当院は昨年より半年かけて取り組んできた放射線治療機器の入れ替えが無事に終了することができ、最新鋭の機器での治療を開始し、質の高いがん治療に貢献しています。今年度は手術支援ロボットを導入しました。これによりがん手術の質がさらに向上することが期待されます。また、新型コロナの影響で大変遅れていた緩和ケア病棟も10月からプレ・オープンする予定で、初めは院内の患者さんだけですが、来年度には地域の医療機関からの患者さんも積極的に受け入れ本格的な稼働となる予定です。がんの治療中でも治療ができなくなった患者さんでも、苦痛を取り除くことは極めて重要であり、質の高い緩和医療を提供できるよう今まで以上に取り組んで参る所存です。
地域がん診療連携拠点病院として最新鋭機器での放射線治療、手術支援ロボットの導入そしてがん患者の苦痛除去のための緩和ケア病棟の本格稼働と今まで以上に患者さんの診療の質が向上すると信じています。
がん診療以外でも高度急性期病院として地域医療のさらなる充実に貢献できますように職員一丸となって取り組んで参る所存ですので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 

院長 あいさつ

院長

國本 聡

地域医療拠点病院として安全で質の高い医療をめざして

川ロ市立医療センターは、「市民に信頼され、安全で質の高い医療を提供します」の基本理念のもと、救急医療を充実させ、がん診療連携拠点病院・基幹災害拠点病院としての機能を強化しつつ埼玉県南部地域の基幹病院として専門性のある最新の医療を提供して診療しております。平成6年5月に開院し今年で29年目を迎えるにあたり、地域の医療機関の皆様のご協力のおかげと心より感謝申し上げます。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が2023年5月8日に5類感染症に移行したことで臨床現場は大きく変化しました。通常診療体制に移行していく一方で、未だに患者さんのみでなく職員の発熱、抗原・PCR検査陽性のケースが発生しており、コロナ前の状況に完全に戻ったとは言えない状況です。そんな中ではありますが、約3年間の経験から得られた知見を活かし、高度救急医療をはじめとする多岐にわたる疾患への対応を職員一同で強化してまいります。地域の医療機関の先生方からのご紹介症例に重点をおいており、患者支援センターへの救急紹介ホットラインを通しての簡便で迅速な連携体制を維持しておりますので、診療が必要と判断された場合にはホットラインを通してご連絡いただければ幸いです。
このような状況の中、いよいよ本年度9月から当院に低侵襲手術支援ロボット ダヴィンチ(da Vinci)ⅺが導入されます。繊細な手術が可能で、泌尿器科や消化器外科など様々な分野の症例に対応できます。患者さんへの負担や入院期間を短縮し、手術の質と安全性を向上させることができます。適応症例があれば当センターへご紹介ください。
また、かねてから緩和ケア診療体制の確立に向けて準備をすすめておりましたが、コロナ禍の状況の中準備を並行することが困難であるため、診療開始を延期せざるを得ない状況でありました。この点についても、5類移行後の感染状況を考慮しつつ体制を整え、2023年4月より緩和ケア科を開設、外来診療を開始いたしました。今後は年内の緩和ケア病棟の開設に向けて体制整備を行う予定となっております。開設の際には改めて皆さまにお知らせいたします。
まだCOVID-19が完全に収束したとは言えない状況ではありますが、感染防御に努めながらの診療体制を維持することにより、先生方のご要望にお応えして地域医療支援病院として安全で質の高い医療を提供できるように職員が一丸となって努力して参りますので、皆様のご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。