診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

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救命救急センター

救命救急センター

スタッフ紹介

直江 康孝

診療局長/救命救急センター長

卒業大学富山医科薬科大学(平成3年卒)
専門分野救急/脳神経外科
認定医/資格など日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本脳神経外科学会専門医
日本DMAT隊員

氏名職名卒業大学専門分野資格認定
小川 太志救命救急センター部長香川大学
(平成7年卒)
救急/外科日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本外傷学会専門医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
日本DMAT隊員
田上 正茂救命救急センター副部長名古屋市立大学
(平成9年卒)
救急/外科
鈴木 剛救命救急センター副部長三重大学
(平成16年卒)
救急/脳神経外科(頭部外傷・脳血管障害)日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本脳神経外科学会専門医
高橋 直行救命救急センター医長救急/外科日本外科学会外科専門医
藤木 悠救命救急センター医長藤田保健衛生大学救急/脳神経外科日本救急医学会救急科専門医
日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
寺谷地 秦特別研修医徳島大学
(平成30年卒)

概要

救命救急センターは、埼玉県南部医療圏における重症患者のための三次救急医療施設として、母体病院である川口市立医療センターに併設されています。
救命救急センター専従スタッフ(以下、救急医)は救急医学の知識・技術に加え一般外科、脳神経外科などの専門性(サブスペシャリティー)を活かして重症患者の初療・集中治療に従事しています。それにより重症外傷、多発外傷などの外傷症例はもちろん、脳血管障害、急性腹症、心血管緊急症、急性呼吸不全、急性薬物中毒、熱中症などの環境障害、代謝性疾患など様々なタイプの重症患者に対応することが可能です。とくに外傷に関しては減少傾向にあるといわれている現在においても搬送傷病者の半数近くを占め、外科系救急が主体である当施設の得意とするところであり、高い水準を維持していると自負しています。

現場の救急隊からの重症傷病者(いわゆる三次救急)の収容要請は一般回線でなく消防機関と救命センターを結ぶ専用回線「ホットライン」(番号非公開)で受けます。多施設からの三次対応患者の転送依頼に対しては一般科の転院依頼同様、救急医が病院代表電話を通して対応しています。(なお、急性心筋梗塞をはじめとする循環器救急疾患は院内の循環器科が独自に対応しています。)
救急搬送された傷病者は、初療室(2床)で初期治療、緊急処置を行い、状態を安定化させたのちに救命救急センター専用の集中治療室(8床)で引き続き集中治療を行います。必要があれば手術室での手術、血管撮影室での血管内治療も行いますが、手術室への移動もままならない超重症の傷病者の場合には初療室での手術も行います。危機的状態を脱したあとは一般病棟で引き続き救急医が診療にあたり、退院・転院まで関わるいわゆる自己完結型の体制を取っています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションも超早期から積極的に行い入院期間の短縮に努めています。
また、多数傷病者発生時や救出に時間を要する事案では、現場からの要請によりドクターカーを現場に派遣したり医師を派遣したりしています。日頃救急救命士の病院前救護活動の研修(JPTEC)をともに行っていることにより共通の認識を持つことができシームレスな救護活動が可能となっています。
さらに、災害急性期に被災地に派遣されるDMATも常時出動可能で、今後高い確率で発生するとされている首都直下型地震に対応すべく多数の傷病者に対応する訓練も繰り返し行っています。
当院救命センターで対応不可能な症例(広範囲熱傷、胸部大動脈解離、一酸化炭素中毒、潜函病、硫化水素中毒など)に関しては病態に応じて専門施設に転送させていただきます。

対応症例等

入院患者のほとんどが救急車によって搬送され、他の救命救急センター同様多くの心肺停止傷病者が搬送されます。しかしながら近年、一般市民に対する心肺蘇生法教育の浸透、救命救急士による病院前での心肺蘇生処置などにより心拍再開率、社会復帰率ともに上昇傾向にあります。道路交通法の整備、社会の安全管理意識の向上に伴い外傷患者は全国的に減少傾向にありますが、当院では未だ搬送患者の3分の1前後を占めています。加えて脳血管障害、急性腹症、中毒、重症感染症など集中治療を要する傷病者が昼夜を問わず、時には遠方から、場合によってはドクターヘリなどで搬送されてきます。

重症外傷

現着した救急隊によって病院前救護のプロトコールに則り高エネルギー外傷(高所からの墜落、乗用車対歩行者の交通事故など)と判断された傷病者は三次対応とされホットラインで情報がもたらされます。病院前救護のガイドライン(JPTEC)に沿って処置を施された状態で搬送された重症外傷傷病者は、病院到着後は「外傷診療ガイドライン(JATEC)」に則って診療が行われます。多発外傷は当院救命救急センターが本領を発揮すべき疾患で、救急医、外科医、脳神経外科医、整形外科医などが一つのチームとなって治療にあたることが重要です。夜間・休日は救急医2名による当直体制ですがオンコール制により対応しています。緊急手術も麻酔科医、手術部看護師の協力により24時間可能です。体幹部外傷では開胸、開腹術、TAE、open abdominal managementを駆使して治療を行い術後は集中治療を行います。重症頭部外傷では凝固線溶マーカーを指標として穿頭術、開頭術を選択し、術後はICPをモニタリングしながら必要があれば低体温療法を導入しています。骨盤骨折では緊急でTAE、創外固定を行うことで予後の改善に努めています。ICU入院中からリハビリテーションを開始することによって入院期間の短縮をはかっています。

脳血管障害

くも膜下出血、脳内出血に対する緊急手術は24時間可能です。脳梗塞急性期に対するt-PAによる血栓溶解療法も適応があれば積極的に行っています。

腹部救急疾患

急性腹症に対する緊急手術や、消化管出血に対する緊急内視鏡下手術は24時間対応可能です。特に敗血症性ショックや出血性ショックを併発した重篤な腹部救急疾患は三次対応とすべきで他院からの依頼も少なくありません。

各種血液浄化法

慢性腎不全の急性増悪に対する緊急血液透析はもちろん、急性薬物中毒や敗血症に伴うエンドトキシン血症に対する血液吸着、急性肝炎、肝不全に対する血漿交換、集中治療時の急性腎不全に対する持続的血液濾過透析(CHDF)は、院内MEの協力のもと24時間施行可能です。また重篤な急性呼吸不全や循環不全に対する経皮的心肺補助装置(PCPS)も備えています。

診療実績

(単位:人)

平成30年令和元年令和2年
疾病名患者数計
退院・転院 (転棟含む)死亡患者数計
退院・転院 (転棟含む)死亡患者数計
退院・転院 (転棟含む)死亡
病院外心肺停止294352593363330337632344
重症急性冠症候群110990550
重症大動脈疾患431844431
重症脳血管障害765224704228955837
重症外傷14413311184176817415915
指股切断000000000
重症熱傷33098110100
重症急性中毒151505353028271
重症消化管出血141223231126260
敗血症1174417032266
重症体温異常2420428253312011
特殊感染症330981330
重症呼吸不全131212316716124
重症急性心不全220440862
重症出血性ショック7701010012111
重症意識障害343314242035350
重篤な肝不全220321000
重篤な急性腎不全000220422
その他重症病態141132726123176
合 計661351310866508358882452430