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診療受付
午前8301100分

休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始

TEL
048-287-2525

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形成外科

形成外科

外来担当

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前新立大和
飯塚
新立
大和
新立
飯塚
午後

★: 第1週:大和 第2週:大和 第3週:飯塚 第4週:大和 第5週:飯塚
●:週により医師が異なります

スタッフ紹介

大和 義幸

形成外科部長

卒業大学川崎医科大学(平成11年卒)
専門分野
認定医/資格など日本形成外科学会形成外科専門医
日本熱傷学会熱傷専門医
日本創傷外科学会専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
氏名役職卒業大学専門分野資格認定
大和 義幸形成外科部長川崎医科大学日本形成外科学会形成外科専門医
日本熱傷学会熱傷専門医
日本創傷外科学会専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医

氏名役職卒業大学専門分野資格認定
飯塚 千佳形成外科医師東京女子医科大学
新立 美樹形成外科医師日本大学

概要

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、様々な手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、生活の質“Quality of Life”の向上に貢献する、外科系の専門領域です。
具体的には熱傷、顔面骨骨折、体表の外傷、指の切断・骨折や腱断裂等の手の外傷、先天異常、母斑・血管腫・良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍、乳癌切除後の再建、瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、褥瘡・難治性潰瘍などが形成外科の対症疾患となります。
当院では常勤医師3名で診療にあたっており、形成外科分野の殆どすべての症例をカバーできる体制をとっています。残念ながらレーザー治療の設備は無いため、レーザー治療が最も適応となる場合には症例に応じて最適なレーザー設備を有する病院をご紹介させていただいております。
川口の医療圏の総合病院には形成外科が少なく、当科は形成外科として県内有数の手術症例数を誇っており、常勤医師一人当たりの手術件数は非常に豊富です。加えて、当院は救命救急センターを有し、多発外傷や重傷外傷、熱傷等の搬送も多い為、救命科や整形外科、口腔外科等の科と連携しての合同緊急手術なども積極的に行っています。

対応症例等

外傷とその後遺症(瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド)

1.きず

新鮮なきずをいかに速やかに治癒させるかというのは形成外科のメインテーマの一つです。刃物などで切った切創、釘や針などで刺した刺創、鈍的な外力で受傷した挫創、皮膚などが強力な外力で剥がされた剥脱創、犬・猫などに噛まれた咬創などがあり、それぞれのきずの特徴を熟知し、適切な処置を行う必要があります。

2.やけど

やけどは小範囲のものから広範囲の重症熱傷まで形成外科の治療対象です。当院では広範囲の生命に関わる重症熱傷は救命救急科と共同で治療にあたっています。小範囲のものであっても、その深さによっては皮膚移植術を行う必要がある場合があります。当科ではやけどの初期治療から治癒後のリハビリテーション、肥厚性瘢痕・ケロイドの発生予防、瘢痕拘縮(ひきつれ)の治療まで総合的に行っています。

3.手・足のけが

手・足の外傷は小さなきずから腱や神経の損傷、手指や腕の切断の再接着まで形成外科の診療対象です。
形成外科ではマイクロサージャリーの技術を駆使して細かな神経や血管を吻合することで可能な限り受傷前の状態の復元を試みます。

4.顔面のけが

顔面の外傷についても小さな傷から顔面骨骨折まで診療対象としています。形成外科では、真皮縫合という特殊な技術で皮膚を縫合しますので、きずあとを非常に目立ちにくくすることが可能です。

5.きずあと

外傷の後遺症はきずあと(瘢痕)、ひきつれ(瘢痕拘縮)、ケロイド(肥厚性瘢痕・ケロイド)などがあります。形成外科で治療を行った新鮮なきずはその発生の予防に努め、適切な処置を行います。他の医療機関で治療を受けたきずあとについても、形成外科で治療を行うことができます。肥厚性瘢痕やケロイドは手術を行うと再発の危険性が高く注意が必要ですが、当院では放射線科と共同で手術後の電子線照射療法を行っています。

褥瘡、難治性潰瘍

褥瘡や長期間治らない難治性の潰瘍も形成外科の診療対象です。毎週月曜日午後に褥瘡外来を行い専門的な治療を行っています。褥瘡は基本的に日常生活での発症予防と自己管理方法を指導していますが、手術により早期の治癒が可能な場合もあります。難治性潰瘍は創傷治癒に関する最新の知見に基づいた専門的な治療を行っています。他の医療機関で様々な治療を試みても治らないような潰瘍も治療の対象とします。

先天異常

生まれつきの体表面の形態異常を診療対象とします。代表的なものは下記のようなものです。

1.唇裂・口蓋裂

口唇が生まれつき割れている唇裂と口蓋が割れている口蓋裂は形成外科で治療します。唇裂のみの場合は当科で体重が6kg程度に成長した時点で手術を行い閉鎖します。口蓋裂は形成外科で閉鎖するのみでなく言語治療、歯科矯正治療などを行う専門医とのチーム医療が必須であり、成長に伴う顎発育の長期経過観察も必要です。当科ではこれらの条件を満たしたチーム医療を行い得る専門医療機関(東京女子医科大学)と共同で治療に当たっています。

2.手・足の先天異常

手指・足趾の形態の生まれつきの異常は形成外科で治療します。代表的なものに多合指・趾症がありますが、まれに染色体異常症の部分症であることがありますので小児科と共同で治療にあたる場合もあります。

3.耳介の先天異常

耳介の先天異常としては小耳症、埋没耳、袋耳、スタール耳、耳垂裂、立耳、副耳、耳部瘻孔などがあります。いずれも形成外科で治療を行います。特に小耳症は長期間にわたる計画的な治療により耳介の再建術を行う必要があります。

4.体幹の先天異常

代表的なものに生まれつき前胸部が陥凹している漏斗胸があります。治療法としては胸骨挙上法とペクタス・バー法があります。後者は漏斗胸治療のために特別に作成された矯正具(ペクタス・バー)を胸骨下に挿入することで、前胸部に大きな傷をつけづに漏斗胸を矯正する方法です。

皮膚軟部組織の腫瘍

形成外科では皮膚・軟部組織の良性・悪性腫瘍を診療対象としています。特に皮膚の悪性腫瘍は切除後に広範な皮膚欠損を生じますので、その再建手術が必要です。当科では植皮術、局所皮弁作成術、遊離皮弁移植術などの方法を駆使して、欠損の被覆を行うのみでなく可能な限り元の形態の再現に努めます。

癌切除後の再建

皮膚癌以外の癌(乳癌、食道癌、咽頭癌など)が他科で切除された後の形態的・機能的再建手術を行います。

診療実績

(単位:件)

令和2年度令和3年度令和4年度
入院手術件数182226200
主な疾患名と件数
眼瞼下垂72921
骨軟部の良性腫瘍122330
血管腫342
皮膚の悪性腫瘍212022
皮膚の良性腫瘍495736
顔面損傷302435
熱傷1059
先天性奇形10106
外来診療
外来手術613545659
 皮膚腫瘍摘出術(露出部)199222225
 皮膚腫瘍摘出術(露出外)8189108
 皮膚切開665976