診療受付
午前8時30分〜11時00分
休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始
TEL
048-287-2525
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卒業大学 | 日本大学(平成元年卒) |
専門分野 | 人体病理 |
認定医/資格など | 日本病理学会病理専門医 日本臨床細胞学会専門医 死体解剖資格認定(病理解剖) |
医師からのメッセージ |
【検査科専任医師】
氏名 | 卒業大学 | 専門分野 | 資格認定 |
坂田 一美 | 杏林大学 (昭和57年卒) | 人体病理 (外科病理) | 日本病理学会病理専門医 日本臨床検査医学会臨床検査管理医 死体解剖資格認定(病理解剖) リスクマネジメント協会認定CRM(Certifidied Risk Manager) リスクマネジメント協会認定MRM(Medical Risk Manager) |
山本 雅博 | 杏林大学 (昭和51年卒) | 人体病理 (外科病理) | 日本臨床検査医学会臨床検査管理医 死体解剖資格認定(病理解剖) リスクマネジメント協会認定RMF(Risk Manager Fellow) |
当科は、病理診断を行う医師(病理医)と、病理診断に必要な標本を作製する臨床検査技師が勤務している部署です。病理医は、患者さんから採取された各種検体の『病理診断』をしています。病理診断はおおきく組織診断・細胞診断・病理解剖の3つに分類されます。
手術や生検によって体から採取された組織を肉眼的に観察した後、顕微鏡で観察できるように標本を作製し、その標本をもって診断を行います。病変の良性/悪性の鑑別、より具体的組織診断名、病変の広がり、術前療法(化学療法、放射線療法、ホルモン療法など)の効果の判定などです。結果が出るまでは検体を採取してから最短で3日~最長5日程度です(開院日数にて計算)。ただし特殊染色などを施す場合はこれの限りではなく、さらに日数がかかります。
膀胱がんや肺がんを疑う検査では、尿や喀痰などの痛みを伴わない採取方法で検体が採取されますので、繰り返しの検査が可能です。また、子宮がん検査ではブラシで患部をこすり細胞を採取し、乳腺や甲状腺等身体の内部に存在する臓器には、針を刺して細胞を採取して検査を行います。この検査は組織検査に比べて、採取が簡便で患者さんの体の負担も少ない為、検診や経過観察の時に非常に役立ちます。結果報告までは検体採取後1~3日程度です。
入院後不幸にして亡くなられた場合、病理解剖をお願いすることがあります。これは生前に行った診断と実際が本当に一致していたのか?病気がどのくらい進行していたのか?治療が適切であったか?死因は何であったのか?ということが明らかにされます。患者さんに対する最後に行われる診断が、病理解剖診断です。
病院の診療の質を維持し、さらなる向上の因子として、病理診断の意義は極めて大きいといわれています。正しく迅速な診断がされなければ、本当に適切な治療は行えないからです。病理医・病理検査は一般に知られている存在ではありません。しかし、病理診断の存在を知っているひとであれば、組織や細胞を採取された際に、「信頼のおける病理医・病理検査室に診断をお願いしたい。」と思うことでしょう。私たち病理診断科のスタッフは、多くの方から信頼を得られるよう努力しつつ、最終診断を担う者としての責任と自負を持って、日々の業務にあたっています。私たちが患者さんに直接接することはありませんが、提出された検体を患者さん一人一人と考え、病理診断することを心掛けています。
現在多くのがん細胞には、特徴的な遺伝子変異が起きていることがわっかってきています。それに伴いこれらの遺伝子変異をターゲットとした治療法のほか、がん免疫療法等次々に新しい治療法が導入され、患者さん毎に合った「個別化医療(オーダーメード医療)」が行われています。これらのがん遺伝子検査を実施する際には、主に病理検査室へ提出された組織を用いて行われます。当院で検査を行えるのはごく一部で、その多くは外注検査にて対応をしておりますが、新規機器導入により少しずつ院内化を検討し、患者さんの治療へ貢献していきます。
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(令和5年4月1日更新)
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