診療受付
午前8時30分〜11時00分
休診日
日曜日 / 祝日 / 第2,第4土曜日 / 年末年始
TEL
048-287-2525
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月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
午前 | ※ 須貝 池田 | ※ 國本 笹 | ※ 庄司 立花 | ※ 渥美 | ※ 立花 林田 | ※ 立花 |
午後 |
卒業大学 | 日本大学 |
専門分野 | 心血管緊急症 冠動脈疾患 循環器疾患全般 |
認定医/資格など | 日本循環器学会認定循環器専門医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本内科学会認定内科医 日本高血圧学会専門医・指導医 日本医師会医療安全推進者養成講座修了 身体障害者福祉法第15条指定医(心臓機能障害) 埼玉県地域災害医療コーディネーター 身体障害者福祉法第15条指定医研修修了 |
医師からのメッセージ |
氏名 | 役職 | 卒業大学 | 専門分野 | 資格認定 |
國本 聡 | 病院事業管理者/リハビリテーション科部長 | 日本大学 (平成元年卒) | 循環器 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会認定循環器専門医 日本不整脈心電学会不整脈専門医 日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士 インフェクションコントロールドクター(ICD) 日本医師会認定産業医 |
渥美 渉 | 循環器科副部長 | 日本大学 (平成20年卒) | 虚血性心疾患 | 日本循環器学会認定循環器専門医 日本内科学会認定内科医 日本内科学会総合内科専門医 日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士 日本DMAT隊員士 人間ドック健診専門医 日本心血管インターベンション学会認定医 |
林田 啓 | 循環器科医長 | 福島県立医科大学 (平成23年卒) | 不整脈 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会認定循環器専門医 植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修証取得 |
宮川 真継 | 循環器科医師 | 日本大学 | – | – |
笹 優輔 | 循環器科医師 | 昭和大学 (平成29年卒) | – | – |
庄司 泰城 | 循環器科医師 | 埼玉医科大学 (平成29年卒) | – | – |
渡辺 明日香 | 循環器科医師 | 東京女子医科大学 | – | – |
池田 敦 | 集中治療科副部長 | 日本大学 (平成12年卒) | 不整脈 | – |
須貝 昌之助 | 集中治療科医長 | 日本大学 (平成26年卒) | 虚血性心疾患 心臓画像診断 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会認定循環器専門医 日本心血管インターベンション学会認定医 |
三次救急患者を収容する救命救急センターのCCU部門(集中治療室)を運営し、24時間体制で急性心筋梗塞や急性心不全、不整脈などの重症救急患者を受け入れて、積極的な治療を行っています。
一方で、地域医療支援病院として地域医療の中核を担うべく、紹介患者様や救急患者様には当科独自の曜日担当制を敷き、他の慢性期患者様とは別に迅速な対応ができるように心掛けています。また、日本循環器学会指定専門医研修施設として若手の専修医の教育・指導にもあたっています。
循環器科・集中治療科では、第一の特色として、集中治療室を管理し、循環器緊急疾患に24時間対応しています。また、市内の病院、川口市消防局、川口市とともに川口CCUネットワークを構築し、地域の循環器疾患の早期受け入れの一翼を担っています。
さらにもう一つの特色としては、心臓超音波、心臓MRI、心臓冠動脈CT、心筋シンチグラムをはじめとした心臓モダリティを駆使し、虚血性心疾患はもとより、各種心筋症などの診断・診療に役立てています。一方、近年増加している心房細動や、その他の不整脈に対するカテーテルアブレーションを多く行っており、新たに不整脈専門医研修施設の認定を受けています。
当科では、救命救急センターのCCU部門として、従来のCoronary Care Unitに限らず、Cardiovascular Care Unit (心血管集中治療室)として、急性心筋梗塞、重症心不全、急性大動脈解離に対して加療を行っています。川口CCUネットワークに参画し、24時間対応可能なシステムを構築しています。
特に、当院の特徴として、院外心臓性心肺停止患者に対する蘇生後の治療があげられます。院外心停止の症例についてはその6割が心臓性心停止といわれており、その2/3は急性心筋梗塞が原因といわれています。そこで、当科では、従来の急性心筋梗塞に対する冠動脈インターベンションに加え、自己心拍が再開していない心臓性心停止患者に対するECPR(体外循環を用いた心肺蘇生法)として、経皮的心肺補助装置(PCPS, VA ECMO)と低体温療法を併用した先進的な蘇生法についても取り組んでいます。院外心停止も含んだ急性冠症候群(急性心筋梗塞と不安定狭心症)に対しては、入院後直ちに冠動脈インターベンションを施行し、できるだけ早期の冠動脈の血行再建を目指しています。その結果、緊急冠動脈インターベンションの再灌流成功率は97.8%、急性心筋梗塞の院内死亡率は6%以下です。灌流成功率は97.8%、急性心筋梗塞の院内死亡率は6%以下です。
脈がバラバラになったり、早くなったりすることを不整脈といいます。不整脈には色々な種類がありますが、注意する不整脈の一つに心房細動があります。
心房細動は、肥満や高血圧などの生活習慣病が原因で発症することもありますが、高齢になればなるほどその頻度は増加し、広く一般的に認められる不整脈です。動悸や息切れなどの症状を自覚し、医療機関を受診することで発見されることもありますが、約半数の人はほとんど症状がありません。
しかし、放っておくと治らなくなるばかりでなく、将来的に心不全や脳梗塞などの重大な合併症を起こすことがあります。治療としては、内服による薬物治療と、カテーテルによる非薬物治療(カテーテルアブレーション)があります。
薬物治療は以前より行われていた治療ですが、薬剤抵抗性の場合や、薬剤の副作用などが懸念されます。カテーテルアブレーションは、不整脈の原因となる、心臓の異常電気信号を焼き切る治療であり、現在唯一根治できる可能性がある治療方法です。
近年、多く行われるようになっており、内服薬を減量もしくは中止できる可能性もあります。最近の研究結果では心不全や脳梗塞のリスクを下げる可能性も指摘されており、患者様一人一人の病態や希望に合わせて治療方針を決めていきます。
心臓から全身に血液や酸素を送るために必要な血管を動脈といいます。この動脈にコレステロールなどがたまり、血管の狭窄、もしくは、閉塞が起こる状態のことを動脈硬化といいます。この動脈硬化が心臓の血管(冠動脈)に生じると、狭心症や心筋梗塞となり、脳への血管に生じると脳梗塞、足の血管に生じると、下肢閉塞性動脈硬化症といい、いのちに関わるような重篤な病気を引き起こす原因となります。
このような動脈硬化症の予防としては、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙などのいわゆる生活習慣病に注意することが必要となります。健康診断などの結果を医師に相談し、生活習慣病を予防・治療することにより、動脈硬化を防ぐことも可能となります。
動脈硬化症のなかで、首の血管(頸動脈)や脳血管に生じたもの以外は、循環器科の領域となります。当科では、動脈硬化症が疑われた患者様について、CT、 MRI、 心筋シンチなど非侵襲的なマルチモダリティーを用いてその病変を評価し、必要があればカテーテル検査、治療を行っています。
心臓は電気信号が順序立って心筋に流れることで、リズムよく動いています。電気信号が十分に出なくなってしまったり、電気信号の伝達が滞ったりすると、脈が遅くなってしまいます(徐脈)。原因に対する治療で徐脈が改善することもありますが、原因が不明な場合や、治療が困難な時は脈を維持するためのペースメーカが必要になります。
当院では、速やかで安全なペースメーカ移植術を行うことはもちろんの事ですが、毎週月曜日にペースメーカ外来を設置しており、手術後の管理も遠隔モニタリングを併用しながら定期的に管理させていただきます。
心筋梗塞や心筋症などにより心機能が高度に低下した患者さんは、ときに致死的な心室性不整脈が出たり、心臓が収縮するタイミングがずれたりしている場合があります。植込み型除細動器(ICD)は、そのような不整脈が停止するように自動的に電気ショックなどで治療を行う機器です。心臓再同期療法(CRT)は、心臓の収縮のずれをペースメーカによる電気刺激で補正する機器です。これらにより心不全や突然死の予防、生活の質の改善などが期待できるとされています。
(単位:件) | ||||
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 平均在院日数(日) | |
入院件数 | 649 | 762 | 693 | 11.9 |
主な治療内容と件数 | ||||
心臓カテーテル件数 | 90 | 192 | 331 | |
PCI件数 | 121 | 132 | 145 | |
PTA件数 | 39 | 50 | 38 | |
ペースメーカー植え込み術及び電池交換術 | 39 | 47 | 64 | |
アブレーションカテーテル件数 | 95 | 107 | 86 |
© 2021 Kawaguchi Municipal Medical Center