概要と内容
呼吸器内科では、肺がん、肺炎、COPD、喘息、間質性肺炎などの診療を行っています。
肺がんは、人口の高齢化に伴い増加傾向で、しかも難治性の疾患です。呼吸器外科や放射線科と連携し個人個人に合った治療法を考えています。
肺炎は、診療ガイドラインを参考に抗菌薬の選択などを行っています。
COPDも肺がんと同様に高齢化に伴い増加しています。最近優れた吸入治療薬が出現し、患者さんの日常生活動作が上がっています。
喘息に関しては、吸入治療薬や抗IgE抗体の注射などで疾患のコントロールが可能となり、発作による入院治療が激減しています。
その他の呼吸器疾患に対しても、患者さんの個別化診療を行っています。
特色
当院は、日本呼吸器学会の認定施設であり、常勤3人、非常勤3人の医師で呼吸器疾患の診療にあたっています。
気管支鏡(呼吸器内視鏡)検査は、年間150件ほど行っており、肺がんをはじめとした呼吸器疾患の診断に役立っています。
他のがんを扱う科と同様に肺がんに対しても外来化学療法を導入しており、長期にわたる治療が可能な患者さん増加しています。
また、当院には、近隣には少ない呼吸器外科、放射線治療科があり、肺がんの集学的治療が可能です。
診療実績
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
入院件数 | 776 | 790 | 711 |
主な疾患名と件数 | |||
肺がん | 424 | 476 | 434 |
気管支喘息 | 4 | 4 | 6 |
COPD 肺気腫 | 6 | 3 | 16 |
びまん性疾患 | 31 | 26 | 27 |
肺炎 | 85 | 78 | 77 |