MRIってどんな検査?
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(核磁気共鳴画像)の略語で、強い磁石と電波を使った特殊な環境で検査を行います。X線は使用しませんので被曝はありません。
全身の様々な部位の画像を撮像することができ、筋肉や関節、椎体、軟部腫瘍、頭頚部領域、脳血管、骨盤領域、乳腺、心臓を得意とする検査です。

狭いトンネルの中に入り、大きな音のする検査で、検査時間は部位や目的によって異なりますが、20分から60分程です。
検査はベッドに横になり体を動かさないようにして行います。痛みを伴うような検査ではありませんが、長時間動くことができず同じ姿勢を保つことができない場合は検査を受けることができません。また、狭い所が苦手な方も検査を受けることができないことがあります。
特殊な環境下での検査ですので安全に検査を行うためにいくつか注意点があります。
検査をお受けになる患者様は検査説明書をよくお読みになり、検査当日は同意書(問診票)をご持参のうえ来院くださいますようお願いいたします。また、安全に検査を行うために当院では医師、看護師、診療放射線技師によるトリプルチェックを行っておりますので何度も同じ質問をさせていただきますがご了承下さい。

MRI検査の利点と欠点とは?
利点
- X線を使用しないので被曝がない
- 造影剤を使用せずに血管画像が得られる
- 軟骨や靭帯や筋肉、椎間板や半月板の評価が得意
- 脳梗塞や脳動脈瘤の評価が得意
- 横断像(輪切り)以外に任意の断面が撮像できる
欠点
- 金属類の持ち込みができない
- 大きな音がする
- 検査時間が長い
- 検査中動くことができない
- 体内に医療機器を埋め込んでいると検査ができない場合がある
- 閉所恐怖症の方は検査ができない場合がある
- 注意事項を守らなければ危険な場合がある
MRI検査をお受けになる方はこちら