血管撮影とはどんな検査?

カテーテルという細い管を足の付け根、肘、手首等の血管から挿入し、目的の部位まで進めていきます。そこから造影剤を注入し撮影することにより血管の走行、狭窄、閉塞、動脈瘤や腫瘍等の有無をX線を利用して観察、診断、治療をする検査です。

血管撮影は、脳動脈瘤コイル、頸動脈ステント、急性期脳梗塞血行再建術、心筋梗塞(PCI)、アブレーション治療、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、シャントPTA等の治療に利用されています。

当院の機器

PHILIPS社製 Azurion 20/15

20/15インチのフラットパネルディテクタを搭載し、2方向同時撮影が可能。頭部、心臓、腹部、骨盤、上肢、下肢と全身の検査、治療を行っています。
フラットパネルディテクタを回転させながら撮影することにより血管の3D画像を作成することが可能です。

PHILIPS社製 Allura Clarity 10/10

10/10インチのフラットパネルディテクタを搭載し、2方向同時撮影が可能。
主に心臓の検査、治療を行っています。

不整脈に対しては、3Dマッピングシステムを利用しアブレーション治療も行っています。

当院で行われている主な検査

急性期脳梗塞 血行再建術

発症から限られた時間内であれば、脳血管に詰まった血栓を回収して再開通させ、機能回復を図ります。カテーテルを閉塞した血管まで送り、血栓回収デバイス(吸引型・ステント型)を用いて血栓を回収します。

右内頚動脈撮影
矢印より先の血管が造影されていません。

血栓回収デバイスを送り回収をします。

詰まっていた血栓は回収され、再開通しました。

脳動脈瘤コイル塞栓術

脳動脈瘤に対してコイル塞栓術が行われています。
術前にDSAのほか3D撮影を行い、立体的に動脈瘤を観察し治療にあたります。
動脈瘤までは、ロードマップを利用し安全にカテーテルを誘導していきます。
コイルが動脈瘤内に十分詰まると造影剤が流れ込まなくなります。

術前DSA画像では動脈瘤(→)が確認できます。
3D画像は自由な角度で血管の走行や動脈瘤を観察することが可能です。

ロードマップ画像
透視画像にDSA画像を重ね合わせることにより、カテーテルやコイルを動脈瘤内まで安全に誘導します。

コイル塞栓後DSA画像
動脈瘤が造影されなくなりました。
3D画像のグレーの部分が動脈瘤内のコイルです。

冠動脈インターベンション:PCI(percutaneous coronary intervention)

心筋梗塞は心臓の筋肉を栄養している血管が詰まり、心臓の筋肉が次第に壊れていってしまいます。そのため急性期脳梗塞と診断された場合には可能な限り早期の治療が必要となります。
原因となる冠動脈の狭窄や閉塞に対して、バルーンカテーテルによる治療(バルーン拡張術)さらにステントとよばれる網目状の金属の筒を留置して血液が流れるようにするステント留置術が行われています。

矢印の部分で閉塞し、先の血管が造影されていません

バルーン拡張及びステント留置により再開通しました

矢印の部分にステントが留置されています(CT画像)

川口市立医療センター 〒333-0833 川口市西新井宿180