概要
皮膚症状はかゆい、痛い、腫れる、赤くなる、青黒くなる、出来物ができるなど様々です。
皮膚自体の病気の場合が多いのですが、内蔵にほかの病気があって、それが原因で皮膚にも病変を形成することもあるため、しっかりと診断をつけた上で、最も適切な治療を行う必要があります。
代表的な疾患
どのような検査や治療を行っているか、いくつかの代表的な疾患についてご説明します。
アトピー性皮膚炎
一人一人の患者さまの状態に合わせた細やかなスキンケアと生活指導を行い、必要に応じてステロイド外用剤、抗アレルギー剤の内服、免疫抑制剤の内服、外用治療を行っています。紫外線治療が有効なこともあります。
乾癬
ステロイド外用剤、ビタミンD3軟膏などの外用剤を中心に、皮疹が広範囲の場合にはナローバンドUVBの紫外線治療、エトレチナート、シクロスポリンの内服、生物学的製剤の注射も行います。
足白癬(水虫)、爪白癬(水虫)
抗真菌剤の外用のほか、必要に応じて内服治療も行います。
接触皮膚炎、薬疹、光線過敏症
原因検索のためパッチテスト、光過敏性テスト、血液検査等行います。
袋状疱疹
抗ウイルス剤の内服を行い、重症の場合は入院のうえ治療します。
皮膚腫瘍
良性のもの、小さいものは外来で日帰り手術をします。大きいもの、悪性が疑われるものについては、一部を検査し、診断がついたら形成外科にて切除をします。
脱毛症
原因検索に血液検査などを行うことがあります。男性型脱毛症については、プロペシアの内服治療(保険適応外)も行います。
診療実績
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
入院患者数 | 45 | 41 | 55 |
主な疾患 | |||
蜂窩織炎 | 6 | 16 | 24 |
帯状疱疹 | 11 | 9 | 11 |
丹毒 | 5 | 0 | 3 |
水疱性類天疱瘡 | 3 | 1 | 1 |
多型滲出性紅斑 | 1 | 1 | 1 |
薬疹 | 2 | 1 | 3 |