1 災害拠点病院とは
「災害拠点病院」とは、災害時に多く発生する重篤救急患者の救命医療を行うための病院であり、災害時における医療の最前線となる病院のことです。埼玉県や地域と協力しながら、有事の際の医療の中心を担う病院です。
2 災害拠点病院の機能
災害拠点病院は、次の機能を有しています。
- 高度の診察機能
- DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)の派遣
- DMAT等の受入
- 地域の医療機関への応急用資器材の貸出 他
3 基幹災害拠点病院としての「川口市立医療センター」
川口市立医療センターは、平成9年度に埼玉県内唯一※1の「基幹災害拠点病院」として登録されました。災害拠点病院の要件に加え基幹災害拠点病院としての要件を備えており、埼玉県や地域と協力し災害に対応します。平成31年2月に基幹災害拠点病院は、3病院指定されました。
※1 平成31年1月現在
4 災害拠点病院の要件(概要)※2
(1)運営体制
- 24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者等の受入及び搬出が可能なこと。
- 災害発生時に、被災地からの傷病者等の受入及び搬出が可能なこと。
- DMATを保有し、その派遣体制があること。 他
(2)施設及び設備
- 救急診療に必要な部門を設けること。(災害時に置ける患者の多数発生時に対応可能なスペースを有することが望ましい)
- 診察機能を有する施設は耐震構造を有すること。他
(3)基幹災害病院としての要件
- 救命救急センターであること。
- 敷地内にヘリコプターの離着陸場を有すること。 他
※2 「埼玉県災害拠点病院指定に係る取扱要領(埼玉県)」より抜粋・要約
5 災害拠点病院の詳細について
下記リンク先にてご確認ください。
6 災害訓練
当センターは、災害時には、院内の入院患者、外来患者だけでなく、外部からの傷病者にも24時間体制で対応しなければなりません。そこで、さまざまなスタイルの訓練を実施しています。
近年の訓練の様子をお知らせします。
7 DMATの活動
当センターは、複数のDMATが活動しています。
派遣されたときの活動状況や訓練等をお知らせします。
DMAT活動状況