川口市立医療センター 〒333-0833 埼玉県川口市西新井宿180 TEL 048-287-2525 FAX 048-280-1566
小児科・新生児集中治療科 – http://kawaguchi-mmc.org/recruit/trainee/seniorresident/pediatric/

小児科・新生児集中治療科

川口市立医療センター小児科・新生児集中治療科専攻(後期研修)医プログラムについて

小児科学会承認プログラム

川口市立医療センター小児科専攻(後期研修)医研修プログラム』(2016年8月1日更新)

小児科関連施設認定

  • 日本小児科専門医研修認定施設
  • 日本小児科学会後期研修医研修基幹施設
  • 日本小児科学会専門医研修支援施設
  • 日本周産期・新生児医学会新生児研修基幹施設

目標

小児科専門医資格の獲得、すなわち、日本小児科学会小児科専門医研修手帳にある小児科総合診療の基本的知識・技術の習得を目標とする。

研修内容およびスケジュール

基本は、当センター小児科(小児病棟28床)、新生児集中治療科(NICU科)(NICU9床、GCU21床)で研修を行う。希望により途中6ヵ月~1年間程度、院外研修が可能です。研修先は、埼玉県立小児医療センター、あおぞら診療所(在宅医療)などがあります。また、埼玉県の「オール埼玉で支援する“彩の国小児科研修制度”」に関与されれば埼玉県総合医局機構から資金貸与を受けることができます。

研修例:半年を目安に掲載しました

4月 10月
1年次 小児科1 小児科2
2年次 小児科/NICU1 NICU
3年次 院外研修 小児科/NICU2
小児科1 指導医とチームを組み、小児科外来、救急外来、小児病棟で研修。病棟では上級医と常に診療をともにできる。毎朝入院症例のカルテカンファレンスを実施する。病棟症例を週1回(月)の抄読会の際に、別に詳細に検討する。
小児科2 診療を独立して進めていく。症例報告を研究会あるいは地方会で発表し、論文にする。
NICU NICUでの研修を行う。NICU外来の健診も行う。
小児科/NICU1 小児科または、NICUでの研修を行う。症例報告をし、論文にする。
院外研修 埼玉県立小児医療センター、あおぞら診療所(在宅医療)などの研修も可。
小児科/NICU2 小児科または、NICUでの後期研修の総括。後期研修終了後のsubspecialtyの選択、進路の相談・決定。小児科専門医受験準備など。

特色

当センターは小児診療に関係する常勤医(小児科14名・NICU7名・小児外科1名)20名以上が勤務する体制(最高の診療報酬点数「小児入院医療管理料1」が可能となる)であり、スタッフが大学なみに多く、小児科・NICU科の多様な領域の専門指導医がおり、小児科総合医としての研修だけでなく、小児外科を含めた各専門診療を学べます。小児科は川口市周辺地域の救急医療を担い、NICU科は埼玉県南東部をカバーする地域周産期母子医療センターの役割をしています。また、救命救急センターやNICU科を退院後の超重症心身障害児(約40名)の在宅診療もしています。

スタッフ

平成28年度 常勤のみ

小児科

名前 専門 専門医等
下平雅之 神経、発達障害、睡眠 日本小児科学会専門医・代議員・埼玉地方理事、日本小児神経学会専門医、日本睡眠学会睡眠医療認定医、日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野)、日本小児科医会地域総合小児医療認定医、産科医療保障制度診断協力医、東京医科歯科大学臨床教授
平柳直人 神経、
てんかん
日本小児科学会専門医、日本小児神経学会専門医、日本てんかん学会専門医
横山達也 アレルギー 日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医
西岡正人 循環器、
救急蘇生
日本小児科学会専門医、東京医科歯科大学臨床准教授、PALS instructor
高澤啓 内分泌 日本小児科学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
高澤玲子 アレルギー 日本小児科学会専門医
高橋暁子 循環器 日本小児科学会専門医
竹田清香 神経 日本小児科学会専門医制度研修中
松田希 内分泌 日本小児科学会専門医
木口智之 アレルギー 日本小児科学会専門医制度研修中
我有茉希 日本小児科学会専門医制度研修中
真保麻美 日本小児科学会専門医制度研修中
江本留奈 日本小児科学会専門医制度研修中
下山輝義 日本小児科学会専門医制度研修中

NICU科

名前 専門 専門医等
箕面嵜至宏 新生児 日本小児科学会専門医、日本小児科学会埼玉地方会理事、日本SIDS・乳児突然死学会評議員、日本周産期・新生児学会専門医・指導医、NCPR instructor
佐藤千穂 新生児 日本小児科学会専門医
勝碕静香 新生児、循環器 日本小児科学会専門医
伊藤一之 新生児 日本小児科学会専門医
早田茉莉 新生児 日本小児科学会専門医
四手井綱紀 新生児 日本小児科学会専門医制度研修中
友田昂宏 日本小児科学会専門医制度研修中
田村友美恵 日本小児科学会専門医制度研修中
山内泰輔 日本小児科学会専門医制度研修中

NICUには防衛医大や埼玉民医連、地域医療振興協会などから、不定期に短期長期の研修派遣があります。

入院

小児科は、平成26年度入院数は1,278名でした。小児病棟内の重症病棟4床は、いつもほぼ満床です。特殊治療が必要な事故外傷・溺水・急性脳炎脳症の低体温療法等の集中治療は救命救急センターと連携します。また、常勤の小児外科医1名と連携し、急性虫垂炎、肥厚性幽門狭窄床、ヒルシュスプルング病、鼠径ヘルニア、膀胱尿管逆流の治療や、重症心身障害児の胃瘻増設、胃食道逆流防止(噴門形成術)、気管切開などの小児外科手術前後の診療も担当します。通常の一般病棟と比し、より重症な患者さんを経験できます。しかし、血液・免疫疾患等は、感染リスクと専門性を考慮し、他病院(県立小児医療センター、大学など)へ紹介します。

NICU科は、毎日当直1名がおり、平成26年度入院255名、極低出生体重児50名(超低出生体重児16名)。挿管人工呼吸管理71名、手術症例16名(新生児8名)、死亡退院5名(剖検3例)でした。当センター産科は在胎22・23週妊婦の母体搬送受け入れ、種々の合併症妊娠、多胎妊娠、切迫早産、前期破水などの入院から、ごく普通の正常妊婦の分娩までを扱い、平成26年分娩数701、多胎51(品胎1)、緊急母体搬送82でした。重症児出産が予想される場合NICU科医が両親に対しprenatal visitを行います。小児科医として必要な正常新生児の管理から最重症児の呼吸循環栄養管理まで、幅広く研修することができます。

外来

小児科1日の一般外来患者概数は100人、専門外来は70~80人、時間外救急は平日10~20人、休日60~70人程度です。平成26年度外来患者数は31,744人、うち時間外は5,913人で例年とほぼ変わりませんでした。特に急性感染症(呼吸器・消化器疾患など)、川崎病や、けいれん重積などの神経疾患が多数ですが、在宅重心児の診療も皆で担当します。午後は専門外来で、循環器、アレルギー、神経、腎、内分泌、健診などがあります。特に、発達障害関連の診療のため、平成27年度は非常勤で言語聴覚士1名・心理士3名で、発達検査、ペアレントトレーニング、ソーシャルスキルトレーニング、カウンセリング等を行いました。救急外来の多い土日祭日は小児科医師2名に増やして当直し若手もすぐに相談できる環境が確保されています。

NICU科は退院後のフォローアップ外来を行い、学齢期までのフォロー、在宅医療児の支援、母乳育児支援などを行っています。発達評価や心理面のフォローを臨床心理士3名で担当します。

終わりに

小児科・NICU科の診療は忙しく、当直の業務もたいへんです。それでも小児科医として子どもの成長・発達を診られる喜びはすばらしいことです。みんなで楽しく一緒に診療をしましょう。

お問い合わせ

下平(m.shimohira@kawaguchi-mmc.org)までご連絡ください。