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研修の特徴

研修医の取り組み紹介

症例研究発表会

当院では「研修医による症例研究発表会」を年に4,5回開催し、少なくとも年1回程度は研修医が学術集会の場でプレゼンテーションを行なう経験を積めるように配慮しています。

プレゼンテーションとは自分の考えや思いを相手に分かりやすく解説し、理解してもらうことであり、医師にとっては不可欠な素養であり、医師として早い段階に身に付けることが望ましいと考えています。

そこで当院では「研修医による症例研究発表会」を年に4,5回開催し、少なくとも年1回程度は研修医が学術集会の場でプレゼンテーションを行なう経験を積めるように配慮しています。

以下に2011年7月20日に開催されたこの発表会のプログラムを掲載します。

ご覧いただくと分かるように、症例は臨床の各科にわたっており、多彩です。多くの症例は近隣の医療施設からの紹介であるため、院外の先生方にも声をかけ、ご臨席いただいています。

また、院内では看護師、臨床栄養課、薬剤部、検査科などをはじめとして多職種の方にも参加を呼びかけています。

発表するにふさわしい症例を選ぶのは研修医自身ですが、指導医の判断を仰ぐこともあります。

発表の場で用いる画像や口演原稿も自分で作りつつ、指導医からも指導を受けています。発表会の2週間ほど前には抄録が作成され、院内院外に配布され、およそ1週間前には予演会が開催され、発表に磨きがかけられます。

発表会当日、1例の発表時間は8分、討論の時間を12分設けている。

質疑応答ではかなり専門的な内容のことが問われています。研修医の発表に対しては指導医を初めとした多職種の方から評価表に基づいた評価をいただいており、発表会終了後研修医にフィードバックされています。

特筆すべきことは、この発表会の事前準備ならびに当日の運営から後片付けに至るまで、全て研修医が行っていることです。学術集会の設営方法や裏方の作業を知ることが、今後のプレゼンテーションや医師としての活動に極めて役立つと考えているからです。

2011年7月20日に開催された発表会のプログラム

  • HIV感染症に合併した呼吸器感染症の1例
  • 食道破裂により皮下気腫・縦隔気腫と気胸をきたした1例
  • 外科的治療により改善を認めた硬膜下膿瘍の1例
  • 先天性表皮水疱症合併患者に対する単純子宮全摘術の麻酔管理経験

研修医の時間

臨床各科の教育を補完する目的で各科の共通研修コース=研修医の時間を企画し開催しています

研修医が習得すべき項目を俯瞰すると、診療科をローテーションする各診療科縦割りのプログラムだけでは、組み込むことが難しい事項や、実際に各科研修期間中には学習しにくいような事項が多数散在しています。

そこで、臨床各科の教育を補完する目的で各科の共通研修コース=研修医の時間を企画し開催しています。毎週1回約1時間半程度の時間を設け、この時間にどのような内容を取り上げるかは研修医が計画立案します。

例として現在行われているものや、過去に実施された内容をあげておきます。

  1. 症候学 腹痛、発熱、頭痛、胸痛といったありふれた症状をきたす疾患病態を実際に経験した症例を交えて解説・理解する
  2. 抗生物質の使い方と留意点を理解する
  3. CTを含むレントゲン写真の読影
  4. 栄養管理と栄養支援のポイントを身に着ける
  5. 埼玉県の輸血センターを訪問し、輸血に関連する事項を理解する
  6. 院外のメデイカルラボでの実技研修  胸腔ドレーンの挿入、気管切開、中心静脈カテーテルの挿入など
  7. EBMの観点から論文を吟味する
  8. 初発糖尿病における第1選択薬を選ぶには
  9. 新聞に取り上げられている「医療」に関する記事を読み解く
  10. 排泄の問題:便失禁、尿失禁、尿閉、便秘
  11. 院内の検体から分離された細菌のグラム染色の実習

この時間は病棟での研修からは離れ、研修医全員が集まるように配慮されています。また、講師は研修医自らが務めるほか、指導医や他職種の方、院外から招聘することもあります。

各科の研修を縦糸とすれば、この時間の学習によっていわば研修の横糸が紡ぎ出されて欲しいと考えています。

研修医・研修修了者のコメント

将来は小児科医になろうと考えていたので、NICUと小児科があり、かつその他の分野でも地域に根ざした専門的な医療も行っている当院を選びました。初期研修中は、豊富な症例数を経験できただけでなく、同期の仲間や尊敬できる指導医にも恵まれ、充実した毎日を過ごすことができました。研修中に学んだことが現在の仕事に直接活かされていると日々実感しています。

臨床研修協力体制

協力型臨床研修病院

「精神科」

  1. 医療法人高仁会 戸田病院
    理事長 髙橋正和 埼玉県戸田市新曽南3-4-25
    当院が閉鎖中の精神科の研修を行う
  2. 医療法人秀峰会 北辰病院
    理事長 中村吉伸 埼玉県越谷市七左町4-358
    同じく精神科の研修を行うが主に精神科救急、うつ病を中心に置く

臨床研修協力施設

「地域保健・医療」

  1. 医療法人社団 刀水会 齋藤記念病院
    約60床の中規模病院であり、人工透析にも積極的に取り組んでいる
  2. 医療法人健寿会 北條胃腸科外科
    数少ない有床診療所であり、「禁煙」を積極的に推進している
  3. 医療法人時任会 ときとうクリニック
    下部消化管、肛門疾患の専門病院である。
  4. 川口市高齢者総合福祉センター「サンテピア」
    川口市立の高齢者施設であり、約200名のご高齢の方の介護を行っている
  5. 国保町立小鹿野中央病院
    埼玉県秩父郡にあり、一般病棟 45床 ・療養病棟 50床の病院である

研修医からのメッセージ

小山裕

私は研修医病院を選ぶ際に関東の病院を10か所ほど見学しました。その中でこの病院を決めた理由は大きく分けて2つあります。1つ目は救急外来で研修医が主体的に診療を行える点です。見学の際、研修医の先生方が自ら考えて行動し、診断から治療方針も自分たちで進めていく、その姿をみて「こんな研修医になりたい」と直感しました。

2つ目は2次救急と3次救急をどちらも経験できる点です。この病院では研修医は年間を通して当直は主に3次救急を担当するのですが、2次救急の当直も希望性で行うことができます。このような体制は見学したなかではここしかなく、多くの臨床経験が積めると感じました。

実際にも働いてから今まで幅広い症例を経験しました。指導医の先生方も教育熱心で手技はもちろんですが、診断や治療にいたるプロセスを自分で見出せるように導いてくれます。私が入職当初、肺炎の患者を自分で診断、治療を行い元気になって帰っていただいたときは半人前ながら、医師としての喜びを味わえた気がしました。

1学年の研修医の人数は10人前後でほとんどが、病院借り上げのマンションに住んでいるので、仕事終わりやオフの日は飲み会をしたり、一緒に出かけて遊んだりもしています。また研修医室の設備も充実していて、臨床に全力を注げる環境が整っていると感じました。病院を選ぶ際はさまざまなポイントがあると思いますが、今まで述べたとおり、主体的に診療できる体制、多くの幅広い症例数、臨床に集中できる環境、この3点においてこの病院は抜きんでていると思います。現場の雰囲気の良さなど、ことばでは表現しにくい部分もたくさんあるので興味があったら是非一度見学にいらしてください。お待ちしています!