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メタボリックシンドローム特集(4) – http://kawaguchi-mmc.org/patients/guide/for_health/metabo-4/

メタボリックシンドローム特集(4)

体重管理は健康管理

総合健康健診センター 星野京子

一昔前の体重計はヘルスメーターと呼ばれていました。今は体脂肪率が測れたり、内臓脂肪が推定できたりと高機能になり、この名前は使われなくなりましたが目的は同じ、健康管理です。お奨めは100g単位で表示できるデジタル式体重計です。毎晩入浴後に測る方が多いと思いますが、これからは毎朝、朝食前、排尿後の体重測定を。そして測った体重を簡単でよいのでグラフにする。これがみそ。

メタボの人はグラフが右肩下がりになるよう考えることが減量のこつです。前日より100gでも増えていれば「昨夜は夕飯が遅かったのに食べ過ぎてしまった」「飲み会で食べすぎ、飲みすぎた」「一日中会議だったのでいつもより歩かなかった」など原因がわかれば大成功です。その日は前日のつけを払うため、いつもより10分でも多く歩く、おやつは買わない、もらわない。腹八分めを意識して残す、晩酌は休んで犬の散歩に行く、などの対策をイメージします。「飲みすぎで前日の行動が思い出せない」は論外です。

これの繰り返しで1ヶ月に1~2Kg減量できれば1年間で別人のように若返ることでしょう。気がつけば1年間で10Kg減、ウエストサイズ10cm減、脱メタボの完成です。毎朝体重を測ってグラフを描くだけ。簡単でしょう?

子供の過食や肥満はどうしていけないの

臨床栄養科

現在、子供の10人に1人が小児肥満といわれています。脂肪細胞には、一般的に脂肪と言われる脂肪細胞と特定の時期や部位に存在する褐色脂肪細胞の2種類が存在します。脂肪細胞内に大量の中性脂肪をためこんでおり、血液中の中性脂肪が増えてくると、脂肪細胞へと成長していきます。

幼い子供の体内には、褐色脂肪細胞が大人に比較的して多く存在します。褐色細胞は一部の内蔵や筋肉などに存在し、中性脂肪を熱に変えます。成長期に入ってから活躍します。肥満は白色脂肪が皮下や内臓の周囲に集まった状態です。

普通の食事をしていれば幼児期に多少太っていても、成長期に熱として使われるため肥満は解消されます。しかし幼小児期から成長期にかけて過食が続くと、肥満が解消されないだけでなく、脂肪を大人になっても引きずってしまい、メタボリックシンドロームの予備軍となることが多いのです。また、身長が伸びていく時期でもあり、体重を落とすことにこだわらず、肥満改善が成功する確率が高い時期に食生活を見直して肥満を解消しましょう。

もう1つの褐色脂肪細胞は、一部の内臓や筋肉など限られた場所にあり、小児肥満が本人だけの習慣でなりたっているのかといえば、そうではありません。もちろん本人の意志もありますが、親が作り上げた習慣もあるのではないでしょうか。そこで、食生活で思い当たる点はないか確認してみましょう。

  • お菓子が買いだめしてあり、食べたいときにいつでも食べることが出来る用意がある。
  • 親の目の届かない所に行かせないようにしていたから、子供は家でゴロゴロする事が多く友達と外で遊ばなくなり、運動不足である。
  • 親が口うるさく「早く食べなさい」「残さないで食べなさい」などと繰り返されてきた為、出された食物を全部食べる習慣がついている。
  • 小さいころから子供がグズグズ言うとなだめるために食べ物を与えていた。子供も食べることで気分が晴れることを身体が覚えてしまって、何かと食べたがる習慣がついてしまった。
  • 良いことをするとお駄賃として食べ物を与えていた。
  • 外出時には、どうしてもファーストフードやお菓子を与えすぎている。(食べる楽しみとしての外出になっている。)
  • おいしいものを好んで食べる(おいしいものが良いもの)という食習慣が形成されている。

どうでした?
食生活で好ましくない習慣がありましたか。これを機会に家族で食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

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